サラリーマンが独立する際に一番最初に考えることは売上をあげることです

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サラリーマンが独立をするときは、今まで会社でしていたことと同じことをすることが多いです。

しかし、勤めていたときと同じように売上があがると思っていてはいけません。

会社の売上は会社の信用と実績に基づいている

会社で働いていると、いいものを造ったり、いいサービスを提供すれば売上は自然にあがるものだと思いがちです。実際に、日々会社で売上が計上されているので、そう思うのが普通でしょう。

しかし、その会社の売上は最初から計上されていたわけではないはずです。会社が時間をかけて取引先や販路を開拓して、実績を残すことによって信用がうまれ、大きな苦労の上に売上が計上されているのです。

その過程を知らずに、会社が普通にできていることだから、自分が独立して同じことをすれば会社と同じように売上をあげることがでる。独立すれば利益は全部自分のものになるのだから、サラリーマンを続けるより独立したほうがいいだろうと思ってしまうのは大変危険です。

サラリーマンとして営業をしているときは、取引先は営業マンの後ろにある会社の看板と信用をあてにして取引をしてくれていると思った方がいいでしょう。

独立して、会社の看板や信用がなくなったら、取引をしてくれなくなるかもしれません。

そのことがわかっていないと、独立してここでつまづく人が多いです。ここでつまづいてしまうと、会社の立ち上がりが遅くなり、資金繰りに大きな影響を与えます。

資金に余裕があればいいのですが、開業資金に余裕がない人が多いので、事業を辞めてサラリーマンに戻らざるを得ないという人も出てきます。

独立する際の売上の見込みは慎重に行うようにしましょう。

10年後、20年後も考え、売上の複線化を図る

独立した当初はまずは一つ売上の柱をつくることが大事です。

売上の柱ができて事業が上手く立ち上がったとしても、その売上が今後もずっと続くとは限りません。一つの売上だけに頼っていると、その売上がなくなったときに会社が潰れてしまいます。

今の売上があるうちに次の売上を考えなくてはいけないのです。

取引先は、1社よりも2社、2社よりも3社あったほうがいいでしょう。取扱う商品やサービスも同じです。

メインの売上がダメになったとしても、事業を続けられるように売上の複線化を図りましょう。

年齢によって違いますが、少なくても10年後、40代以下の人であれば、20年後くらいまでは売上を上げることができるように準備しておきましょう。

まとめ

サラリーマンをしているときから、売上の複線化を考えて独立する人は少ないかもしれません。売上の複線化どころか、今の会社と同じことをすればいいと単純に思っている人も多いと思います。

実際独立してみないとわからないことが多いのも事実でしょう。しかし、新しい世界に飛び込んでいくわけですから、想定外のことが起こるのも当然と考えて、対応できるようにしなければいけません。

3か月程度で軌道にのるだろうと思っていても、1年くらいかかるかもしれません。1年かかっても大丈夫なような準備をするべきです。予測して準備ができていれば、時間も稼げますし、その間に対応することも可能でしょう。

準備ができていなければ、何かあったときに対応できずに、廃業に追い込まれてしまいます。

何はともあれ、独立の際は、売上を上げることを最優先に考えるようにしましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。