11月に54年ぶりの雪!?悪い状況をどこまで想定するか

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昨日から雪の予報は出ていましたが、どうせ積もらないだろうと甘く考えていました。

朝の時点でも、まだ、やっと雪に変わったくらいだから積もらないだろうなと思っていました。

しかし、アイキャッチ画像を見てもわかるように、昼の時点では雪が積もっています。

通勤や通学の人は、帰宅するのに苦労するのではないでしょうか。

起業するときにどこまで悪い状況を想定するか

起業を考えているときは、前向きになっています。

売上を見積もるときも、ついつい甘く考えてしまいがちです。

飲食店で、1日の売上高を「客単価×席数×回転数」で計画することがあります。

例えば、客単価1,500円、席数20席、回転数5回転で、1日の売上を150,000円と計画したとします。

しかし、実際に開店してみたら、客単価が1,200円で、回転数は3回転だったとします。この場合の1日の売上高は、1,200円×20席×3回転=72,000円です。

客単価は計画より2割足りず、回転数は4割足りないわけですが、これが組み合わされると、計画の半分にも達しなくなってしまいます。

計画の段階で、1日の売上が72,000円になることもありうると考えないといけないでしょう。その状態になっても商売を続けられるような計画でなければいけません。

もちろん、その状態を改善しなければ、商売は続けられなくなります。

3か月で改善すれば何とかなるのか、2か月までしか持たないのかを考えておかなければ、打つ手も変わってきてしまいます。

逆に本当に想定外の結果が出てしまって改善の見込みがないのであれば、撤退も検討する必要が出てきます。

最悪のことばかり考えていては、起業できなくなってしまいますが、悪いことも想定しておかなければ、実際に悪くなったときに、対応できなくなってしまいます。

資金繰りが重要

悪い状況になったときに、考えなくてはいけないのが資金繰りです。

あと1か月あれば、状況が改善するはずだと思っても、そこで資金が尽きてしまっては、商売を続けることができません。

先ほどの例でいうと、1日の売上高が72,000円の状態が2か月続くかもしれないとしたら、それでも資金が回るようにしなければいけません。

その状態を想定して、資金計画をたてる必要があります。

創業融資を受けるときは、融資を受けることを優先して数字をよく見せたいと思うかもしれません。

しかし、計画よりも悪いこともあると想定して、融資を受ける金額を考えたほうがいいです。

結果として、想定よりも上に振れれば、問題ないですし、早期返済ということもできます。

ギリギリの金額で融資を受けて、計画よりも少しでも下に振れたら、資金が足りなくなってしまうということだけは避けましょう。

まとめ

どこまで悪い状況を想定するかの答えは簡単には見つかりません。

しかし、悪いときはこのくらいかなと思うよりも、下に振れることがあると考えておいたほうがいいでしょう。

起業を考えていて前向きであればあるほど、悪いときのことも慎重に考えるようにしましょう。

事業は継続してこそ、という部分もあります。継続するには、悪いときも乗り越えなければいけません。

今日は、11月にしては珍しく雪が降っています。年に数回しか雪が降らないとしても、車が必要な商売であれば、スタッドレスタイヤなどの準備もしておくべきでしょう。

悪い状況は、自分が想定するよりも少し厳しく想定しておくことが重要です。

【編集後記】

2016-11-24-11-20-511

営業車もこんな感じになってしまいました。スタッドレスタイヤの準備をしていなかったので、今回の記事を書くことを思いつきました。

雪対策も考えないといけないですね。

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先日は、霧でこんな時もありました。業種によっては、霧でも仕事に影響が出ることもあるでしょう。

地震や水害など、自然災害によるリスクまで考えると大変ですが、準備はしておいたほうがいいですね。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。