足し算、引き算、掛け算、割り算が出来れば、経営に関するたいていの計算は出来る

スポンサーリンク


四則計算(足し算、引き算、掛け算、割り算)が出来れば、決算書も作ることが出来るし、経営に関する計算のことは何とかなることが多いでしょう。

税理士でも、四則計算が出来れば、仕事で使う計算のほとんどは出来てしまいます。(ほとんどではなくて全部かも)

しかし、四則計算を頭の中で素早く出来ることが大切です。

商品Aと商品Bの売上がそれぞれ100万円ずつあったとしたら、合計の売上は足し算をすれば、200万円ということがわかります。

この場合で、仕入れが140万円であれば、引き算をすることによって、売上総利益が60万円ということがわかります。

更に、課税所得が100万円で、税率が30%であるならば、掛け算をすることによって税額が30万円ということがわかります。

売上総利益が60万円で、売上が200万円であれば、割り算をすることによって、売上総利益率が30%ということがわかります。

普段の商売や経営のことを考えるには、四則計算でまかなえることがほとんどです。

税理士試験の計算問題を考えてみても、四則計算で足ります。難しい計算式は使いません。

しかし、この足し算、引き算、掛け算、割り算を十分に使いこなすことが必要です。

もちろん、難しい数学の計算が必要な仕事もありますので、数学が重要でないと言っているわけではありません。

四則計算を頭の中で素早く行う

事業計画を立てるにしても、取引先との交渉でも、お客様との値引き交渉でも、四則計算で電卓を叩いているようでは遅くなってしまいます。

事業計画で、5年後に売り上げを2倍にしたい場合、毎年何%ずつ売り上げを増やしていけばいいのか。この計算を頭の中でするには難しいかもしれませんが、おおよその検討をつけることができれば、イメージが湧くでしょう。

正確な数字にしたければ、後で電卓を叩いて正確な計算をすれば、大丈夫です。

取引先との交渉でも、何%の割引までなら、利益が確保出来るのかとか、この利益を確保するには、いくら以上で取引しないといけないとかを瞬時に考える必要があります。

相手が電卓を叩いて計算しているようであれば、頭の中で先回りをして計算できれば、優位に交渉を進められるかもしれません。

お客様との値引き交渉も同じですね。どこまで値引いても大丈夫かを、お客様を見ながら頭の中で計算する必要があります。必要以上に値引きをして、買ってもらったはいいけれども、赤字になったのでは話になりません。

正確な数字でなくても、イメージだけでもだいぶ違う

例えば、取引先と話をしていて、A商品がいくらで10個、B商品がいくらで20個、C商品がいくらで5個とかいう話をしていたとします。

頭の中で、正確な数字でなくても、イメージで合計がどのくらいの金額になるかがわかれば、話を早くすすめることが出来ます。

相手からすれば、「この人は頭の回転が速いな」と思うかもしれませんし、こちらのペースで交渉を進めることが出来るかもしれません。

当然ですが、近い数字をイメージできなければ、電卓を叩いて話をするしかありません。

検討違いの数字で交渉をして、後になって損をしたということになっては困ります。

まとめ

四則計算が出来れば、経営に関する計算はほとんど足ります。

しかし、四則計算を頭の中で素早く行う必要があります。相手よりも先に、計算できれば、話をこちらのペースで進めることが出来るでしょう。

難しい数学よりも、四則計算を素早く行うことの方が、経営には重要なのではないでしょうか。

【編集後記】

アイキャッチ画像の電卓は、いつから使っているか覚えてないですね。最近はあまり電卓を使わなくなったし。

電卓に高機能はいらないので、あたらしく見た目がお洒落な電卓を購入しようかと思っています。

必要がない高機能のものを買うより、見た目がいいものを買って、少しでも気持ちを上げた方が、仕事もはかどりますよね。

パソコンはある程度、高機能のものがいいですけどね。遅いと時間もかかるし、イライラしますから。


 

千葉市、四街道市、佐倉市を中心に地域密着を目指している「渡邉ともお税理士事務所」のホームページはこちら

スポンサーリンク

関連記事

ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。