確定申告書を提出した直後だからこそ、小規模企業共済と個人型確定拠出年金(iDeCo)を検討しよう

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フリーランス(個人事業主)の人は、確定申告書を提出した直後だからこそ、小規模企業共済や個人型確定拠出年金(ideCo)の加入や掛金の変更を検討しましょう。

小規模企業共済や個人型確定拠出年金についてはこちら

個人事業主になったら、早めに小規模企業共済に加入しよう

2016.08.23

小規模企業共済→個人型確定拠出年金→NISAの順で資産形成をしよう!

2016.06.15

個人型確定拠出年金で節税しながら資産形成しよう。

2016.03.22

小規模企業共済、個人型確定拠出年金とも未加入の人

確定申告で税金が高いなぁと思った人、あるいは老後のお金が心配だと思っている人は、小規模企業共済や、個人型確定拠出年金の加入を検討しましょう。

小規模企業共済も、個人型確定拠出年金も節税をしながらお金を貯めることができます。

節税という点ではどちらも同じような効果があり、支払った掛金×税率分の節税効果があります。

小規模企業共済であれば、月額7万円、個人型確定拠出年金であれば、月額6万8千円(個人事業主の場合)まで掛金を支払うことができます。

運用に抵抗がある人は小規模企業共済を優先して、積極的に運用をしたいという人は、個人型確定拠出年金を優先するといいでしょう。

両方とも加入することができますので、どちらか一方を選ばなければいけないというわけではありません。

既に小規模企業共済や個人型確定拠出年金に加入している人

この1年を振り返って資金繰りに余裕がある人、このペースで貯めていては老後のお金が足りないという人は、掛金の増額を検討しましょう。

小規模企業共済と個人型確定拠出年金を合わせた掛金の上限額は、月額13万8千円です。

資金繰りに余裕がないという人は、掛金の減額を検討しましょう。

小規模企業共済は、いつでも増額や減額ができます。

個人型確定拠出年金は、4月から3月までで年に1回掛金の変更をすることができます。

確定申告書を提出したあとの、このタイミングで年に1回、掛金の見直しをするといいでしょう。

小規模企業共済も個人型確定拠出年金も、老後のためのお金です。基本的に途中で引き出すこともできません。

資金繰りには、余裕を持って掛金を設定する必要があります。

節税効果よりも、資金繰りを優先しましょう。

まとめ

確定申告が終わったこの時期に、小規模企業共済や個人型確定拠出年金を検討するのがいいかと思い、記事にしてみました。

年末になって、慌てて検討する人も多いと思いますが、それよりは、この時期にゆっくり検討したほうがいいでしょう。

特に、小規模企業共済の場合、年末に慌てて加入すると、年払いを選択することが多いのですが、資金繰りの面で、年払よりは毎月払いのほうがいいと思います。

個人型確定拠出年金については、そもそも年払いができません。年末に検討したのでは、その年の節税効果が薄くなってしまいます。

普段は自動的に引き落とされるだけなので、一度設定してしまうとなかなか変更を考えることも少ないと思います。

年に一度くらいは、掛金が適正かどうかの検討をすることをおすすめします。

【編集後期】

今日はこれから、青色申告会の決算・消費税指導会に参加してきます。

明日も参加して、今年の確定申告期の無料相談会等への参加が終わります。

やはり7日も参加すると多いなぁ、と感じます。

来年は少し減らそうと思います。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。