ビジネスモデルは、利益が出るものになっていますか

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フリーランスの人も、小規模企業の経営者もみなさん頑張って働いていると思います。

しかし、働いても働いても利益が出ない、出たとしても少しの利益にしかならないという人も多いでしょう。

頑張った先に、しっかりとした利益があるのかどうかを、常に確認する必要があります。

まずは、利益が出る計画をたてる

計画の段階で利益が出るようにします。

そんなの当たり前じゃないかと思うかもしれませんが、意外に、この段階から利益のことを考えていないことも多いのです。

こんな商売をしたい、こんな製品を作りたい、お客様の喜ぶ顔が見たい、と立派な志をもって事業を始めようとする人がいます。

しかし、その製品をいくらで作っていくらで売るのか、誰にどのように売るのか、といったことを考えずにスタートしてしまうことがあります。

実際に、その製品が思ったように出来て、いざ売ろうとしても、誰にいくらでどうやって売るのかの部分が決まっていないと、売れません。

一度使えばいい製品だとわかると言っても、どうやって一度使って貰うのかがわかりません。

さらに、「消費者は1,000円なら買うけど」という製品を作るのに1,200円かかっていたとしたら、作れば作るほど赤字が膨らむことになります。

お客様の役に立ちたい、お客様の喜ぶ顔が見たい、社会に貢献したいという気持ちもわかります。

しかし、ビジネスですから、その事業の先にいくら利益が残るのかを考えてから、スタートするようにしましょう。

どういったビジネスモデルなのか

例えば、製品を製造して販売する場合、100個以上売らないと利益が出ないのだとしたら、100個以上売る計画を立てます。

計画の段階で100個以上売れないことがわかったら、その事業計画を改善するか、そもそも無理ならやらないことにします。

もちろん、100個以上売れると思ったものが、50個しか売れなかったということもあるでしょう。

何らかの原因で、結果として売れなかったのなら仕方がないのですが、最初から50個しか売れないと予想できる状況でスタートしたのなら、問題です。

原価がかかるような商売は、先にお金が出ていくので、特に計画性は重要です。

サービス業などの原価があまりかからないような商売の場合では、損益分岐点は低くなり、売れれば売れただけ利益が出るような商売もあるでしょう。

このような商売の場合は、大きな失敗はしづらいとも言えます。

しかし、サービス業でも初期の設備投資にお金がかかるものもありますから、そういう場合は、きちんと初期投資を回収できるような計画が必要になります。

今後は利益が出ないビジネスモデルになってしまう場合

今までは利益が出ていたが、時代や取り巻く環境が変わってしまい、近い将来は利益が出ないビジネスモデルになってしまうということもあるでしょう。

今後、利益が出なくなるという段階なら、そうなる前に利益が出るビジネスモデルに変わっていく必要があります。

ビジネスモデルを変えるのは大変ですが、変わらなくてはビジネスを続けることができなくなります。

時代や環境が変わっていくのは当然のことですので、ビジネスモデルも時代や環境に応じて変えていかなくてはいけません。

特に、最近は、時代や環境の変化のスピードが早くなっています。

常に変化をし続けるくらいの気持ちが必要でしょう。

わたしのプロフィール欄に好きな言葉として、ダーウィンの下記の言葉を書いています。

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である。」

これは、ビジネスの世界にも言える言葉だと思います。

時代や環境の変化に応じて、利益の出るビジネスモデルを変えていける人が、ビジネスの世界で生き残ることができるのでしょう。

まとめ

ビジネスは利益が出なくては続けることができません。

最初に利益が出る計画をたててスタートすることが大事です。

そして、常に利益が出ているかの検証が必要ですし、将来も利益が出るように変化をしていかなくてはいけません。

利益だけが全てではありませんが、利益が大切なのも事実です。

最後に、私の好きな言葉をもう一つ紹介します。こちらもプロフィール欄に好きな言葉として書いてあります。

槇原敬之さんの「遠く遠く」という曲の歌詞にある言葉です。

「大事なのは変わってくこと、変わらずにいること」

時代や環境に合わせて変わっていくことは大切です。

しかし、自分の中の心みたいなものは、変わらずに大切にしていきたいものです。

【編集後記】

昨日のWBCは興奮しましたね。

WBCは一戦一戦が勝負なので、見ている方も疲れます。(こんなこと言っては、選手に失礼ですが)

まだ2次ラウンドですから、選手には、ケガにも気をつけて頑張って欲しいと思います。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。