フリーランスと積立投資の相性を考える

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わたしは、長期間における資産形成のために、世界中の株式や債券に分散された投資信託を毎月積立てる方法をおすすめしています。

この毎月一定額を積立てる方法は、給与所得者と相性がいいように思います。

給与所得者は毎月の収入がだいたい予測できます。

また、毎月の支出もある程度予測する事ができます。

そして、それは今後にわたって続いていきます。

仮に30万円入ってきて、支出が20万円だとします。

残りの10万円のうち、5万円は予備のための貯金として、残りの5万円を積立投資に回すというようにすることができます。

しかし、フリーランス(個人事業主)の場合は、毎月の収入が一定ではありません。

フリーランスは、積立投資には向かないのでしょうか。

毎月コツコツと投資信託を積立てる考え方

投資というと、安いときに買って、高いときに売るというイメージがあると思います。

しかし、実際は、今が安いときなのか、高いときなのかは普通の人にはわかりません。

だから、多くの人が株式の短期売買では、損をしてしまうのだと思います。

投資が仕事でも趣味でもない普通の人は、今が安いか、高いかはわからないので、そもそも買うタイミングを考えないようにします。

そして、どの株が上がるかどうかもわからないので、世界中の市場全体を買うイメージで投資をします。

株式全体の期待リターンはプラスだと考えられていますし、過去の実績でもそうなっています。

念のため、言っておきますが、過去がそうだったからと言って、将来も必ずそうなるというわけではありません。

世界レベルでみれば、今後も経済成長は続くことが予想されますし、人口も増加します。

人口については、どこかで増加にストップがかかると思いますが、人口が増えなくでも、それ以上に経済が成長する可能性はあると思っています。

それぞれの問題に対する解決法は下記のようになります。

1.今が安いか高いかわからない

→毎月決まった日に積立てることによって、そもそも買うタイミングを図らない

2.どの株があがるのかわからない

→世界中の株式や債券に分散して投資する

3.今後も経済成長が続くかわからない

人類は今までも経済を成長させてきたし、今後も続くと思う(ここを信じることができない人には、この投資法は向かないかもしれません)

これらを合わせた投資法が、世界中の株式や債券に分散された投資信託を毎月一定額積立てるということになります。

ドルコスト平均法は、有利でも不利でもないが、気休めにはなる

そして、この投資法は、ドルコスト平均法という、一種の気休め効果も期待できます。

ドルコスト平均法とは、毎回一定額、同じ投資対象の商品を買い続けることをいいます。

このドルコスト平均法は有利な投資法というわけではありませんが、投資信託の場合、安いときには多くの口数を買い、高いときには少ない口数を買うことによって取得単価を引き下げる効果があります。

高値づかみをしないということで、長期投資においては、気休めの効果があります。

気休めというと、たいしたことのないように聞こえますが、長期投資においては、結構な効果が期待できます。

長い期間積立てていると、いつもより多めに買いたくなったり、売りたくなったりすることがあります。

例えば、価格の上昇が続いたときは売りたくなりますし、○○ショックで暴落したときにも売りたくなります。

そういうときにも、ドルコスト平均法の気休め効果が効くのです。

フリーランスの場合

フリーランスの場合は、毎月の収入が一定ではありません。

では、今月は10万円、次の月は2万円というように、お金のあるときは多めに、お金のないときは少なめに積立てた方がいいのでしょうか。

結論から言うと、フリーランスのように毎月の収入が一定でなくても、毎月定額を積立てることをおすすめします。

たまたま収入が多かった月に、株価が高かったり、たまたま収入が少なかったときなどに株価が低いと、精神的に良くないです。

これでは、ドルコスト平均法で得られる気休め効果がなくなってしまいます。

さらに、決められた金額を積立てるにも、強い意思が必要になってしまいます。

収入が多かったときも、一定の金額を積立てて、あまったお金は、収入の少ない月のために貯金しておくようにしましょう。

まとめ

世界中の株式や債券に分散して投資する投資信託を毎月積立てる投資法は、給与所得者に相性のいい投資方法と言えます。

しかし、フリーランスにそれ以上の投資法が見つからないのであれば、給与所得者と同じ投資法で資産形成をするのがいいと思います。

フリーランスだから、収入が多いときにまとめて投資することはおすすめしません。

毎対の積立額を決めてしまえば、収入の多いときに貯金をしておいて、足りないときには貯金を取り崩して積み立てれば、給与所得者と変わらない効果が期待できるでしょう。

フリーランスと、毎月一定額を積立てる方法は相性がいいとは言いませんが、それ以上の方法が見つからないのであれば、おすすめの投資法と言っていいでしょう。

【編集後記】

JINSに行って、運転中やジョギング中のためのサングラスを購入しました。

度付きのレンズなので、視力をはかったら随分と下がっていました。

最近、普段のメガネでも見えなくなってきていたんですよね。

3ヶ月後には、運転免許の更新もあるので、普段のメガネも新しくしないといけないです。

今のレンズにして、3年程度だと思うんですけど、まだまだ視力の低下って進むんですね。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。