自動車保険の更新に合わせて、使用目的を日常・レジャー用から業務使用に変更します。

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昨年8月の開業と同時に、営業車を購入しました。

当然、営業車は自動車保険に加入しています。

自動車保険料を決める一つの要素が、使用目的です。

営業車だから、当然使用目的は、業務使用だと思うかもしれませんが、そういうわけではありません。

このことについては、以前にも記事に書いています。

個人事業主の自動車保険の使用目的は適切ですか?

2016.07.22

この使用目的も、保険会社によって結構差があります。

自動車保険の使用目的

わたしが現在加入しているセゾン自動車火災保険では、業務使用は以下のように定義されています。

ご契約のお車を、定期的に、かつ継続して業務(仕事)に使用する場合
(注)「定期的に、かつ継続して」とは、保険期間の初日時点(保険期間の中途で使用目的が変更になった場合はその時点)以降1年間を通じて月15日以上の使用頻度をいいます。

※セゾン自動車火災保険のホームページより引用

あくまでも、使用日数で判断するため、距離は関係ないみたいです。

私の場合、昨年8月の時点では、業務用に月15日は使用しない状態だったので、業務使用にはあてはまらず、日常・レジャー使用で加入しました。

今回、自動車保険をソニー損保に変更したのですが、ソニー損保では、「主に業務用」を以下のように定義しています。

次のいずれかに該当する場合に「主に業務用」となります。
・主として業務(お仕事)に使用される場合
・週5日以上もしくは月15日以上お車を業務に使用される場合
・車体に企業名等の広告文字のペインティングなどが施され、その企業の業務に使用される場合
・記名被保険者が法人である場合

※ソニー損保のホームページより引用

セゾン自動車火災保険とソニー損保では、同じような要件もあるのですが、ソニー損保の方が、要件が細かく決められています。

いずれかに該当する場合となっていて、その中に、使用頻度が月15日以上というものがあります。

しかし、「主として業務に使用される場合」という要件があります。

これは、使用頻度が少なくても主に業務に使用すれば、業務用だということになります。

この点は、大きな違いです。

例えば、主に業務用に使用するけれど、月に10日しか使用しないという場合、セゾン自動車火災保険では、業務使用に該当しませんが、ソニー損保では、主に業務用に該当します。

セゾン自動車火災保険の方が、業務使用の要件が緩いと言えます。

業務使用だと保険料はかなり違う

わたしの営業車の場合、業務用に該当しないのであれば、セゾン自動車火災保険の方が、保険料は安くなります。

だから、昨年はセゾン自動車火災保険で自動車火災保険に加入しました。

しかし、業務に使用する日数が増えてきたため、今回、更新に合わせて見直しをしました。

5月は、営業車の使用頻度も高く月に15日以上仕事で車を使用しました。しかし、今月や来月も、月に15日以上仕事で使用するかというと微妙なところです。

それでも、今後も仕事で使う日数は、増えていくと予想しますので、更新のタイミングで業務使用に変更しようということにしました。

事故があったときに、業務用ですよね、って言われるのも嫌ですし、そんなところで面倒な思いはしたくありません。

そして、セゾン自動車火災保険で、使用目的を業務用にして見積もってみると、保険料が跳ね上がります。

特に、車両保険をつけると、びっくりするくらい高くなります。

正直言って、個人事業主が、業務使用の車の自動車保険をセゾン自動車火災保険で加入するのはおすすめしません。

個人的な推測ですけども、セゾン自動車火災保険では、業務使用の車の自動車保険には力を入れていないのだと思います。

今回は、数社の自動車保険会社のホームページで保険料を見積もって、結局、ソニー損保で業務用として加入することにしました。

わたしの営業車の場合、ソニー損保とセゾン自動車火災保険では、業務使用で車両保険をつけると、保険料は倍くらいの差が出ました。

まとめ

自動車保険をどこの保険会社にするかを決める一つの要素が保険料でしょう。

保険料は、使用目的によって大きく異なります。

しかも、業務使用以外と業務使用では、安い保険会社も異なります。

さらに、業務使用の要件も保険会社によって異なります。

セゾン自動車火災保険は、業務使用の要件が緩いので、他の会社では、業務使用に該当するが、セゾン自動車火災保険では、業務使用に該当しないということもあるでしょう。

自分の使用状況が、業務使用に該当しない保険会社があるのであれば、そこの保険会社で業務使用以外で加入したほうが保険料は安くなると思います。

どこの保険会社でも、業務使用に該当するのであれば、業務使用での保険料を比較して加入するようにしましょう。

保険料なんてどこもそんなに変わらないと思っている人も多いかもしれませんが、使用目的が異なると、大きく保険料が変わることがありますので注意しましょう。

最後に、今回の主旨からは少し外れますが、補償の内容についても、しっかりと確認しましょう。

個人賠償責任特約や、弁護士費用特約などは、加入したほうがいいと思います。これらの特約は、他の保険とで二重になることもありますので、二重に入ることがないように注意が必要です。

【編集後記】

千葉県は、スイカの生産量が熊本県に次いで全国2位です。千葉県の中では、富里市が1番生産量が多いです。

週末には、富里市の産直センターでスイカを買いました。甘くて美味しかったです。

富里市では、6月25日にスイカロードレースが行われます。このレースでは、給水所ならぬ給スイカ所が設けられます。

毎年のように参加したいなぁと思いつつ、参加したことがありません。来年こそは、参加できたらいいな。

千葉市、四街道市、佐倉市を中心に地域密着を目指している「渡邉ともお税理士事務所」のホームページはこちら

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。