商売で重要な立地条件を考える

スポンサーリンク


先日も、事務所を借りたいという記事を書きました。

事務所を借りたいと思うのは、自分のスタイルを実現するため

2017.06.29

事務所を借りるとなると、一番先に考えるのは、場所をどうするかです。

商売をするうえで、立地条件はとても大切な要素です。

そこで、今日は、立地条件について書いてみます。

まずは、自己分析をする

立地条件を考えると言っても、まずは自己分析が大切です。

自分が何の商売をするのか、どういったお客様を対象にするのか、今後どうしていきたいのか、など、立地条件は人によって様々です。

自己分析ができてなければ、立地を決めることはできません。

大きな駅か、地元の駅か

税理士事務所を例にとると、お客様に来て頂いて物を売る商売ではありません。

また、一度に多くのお客様が来ることもありません。

小売業であれば、人通りが多かったり、車の通りが多いことに加えて入りやすい、あるいは駐車場が広く取れることなどが大切な要素になりますが、税理士事務所では、これらの要素はそれほど重要ではありません。

特に、わたしの場合は、事務所を大きくしようという考えがありません。

事務所を大きくしようとするのであれば、大きな駅の近くがいいということになります。

お客様も来所しやすいですし、人を採用するうえでも、有利です。

事務所の拡大を狙わないのであれば、大きな駅の近くという要件は、それほど重要ではありません。

お客様が、「千葉市+税理士」というキーワードで検索することを狙うのであれば、わたしの住む四街道市よりは、隣の千葉市に事務所を出した方が有利です。

しかし、地域密着を掲げていますので、その点を考えると、四街道市に事務所があった方がいいように思います。

また、千葉市よりも、四街道市の方がライバルが少ないとも言えます。

どこでもそうですが、大きな都市には、お客様も多くいますが、ライバルも同じくらい多くいます。

こう考えてくると、四街道に事務所を借りた方がいいということになります。

お客様の来所手段

都心では、お客様も税理士も電車で移動することが多いと思います。

しかし、四街道では、車での移動が多いです。

わたしは、90%くらいは車で移動します。

お客様も80%くらいの人は、車で移動しています。

ですから、駅のすぐ近くに拘る必要はありません。

逆に、駅のすぐ近くでは車をとめるのに困ったり、渋滞に巻き込まれたりと不便になります。

電車で移動しているお客様もいますので、駅から歩いて行けないというのも困ります。

駅から徒歩10分圏内の範囲に絞られます。

10分では少し遠いかなと思いますが、税理士事務所はお客様に頻繁に足を運んでもらう場所でもありません。

年に数回程度ということを考えると10分くらいは許容範囲かと思います。

事務所を借りる意味

わたしの場合は、事務所を借りる目的として、打合せスペースが欲しいということがあります。

ですから、応接スペースが確保できることが条件です。

マンションの一室などで応接スペースを確保できないのは困ります。

また、せっかく事務所を借りるのですから、そこに税理士事務所があると知ってもらいたいです。

そう考えると、それなりに人の通りがあって、通りから、そこに税理士事務所があるということがわかるのが望ましいです。

特に、地域密着を目指していますので、そこに税理士事務所があるということを地域の人に知ってもらうことは大切です。

実際に現場に行ってみる

ある程度、候補の場所が絞れたら、実際に行ってみることが大切です。

最近3カ所ほど、物件を見てきました。

そのうちの1カ所は、駅から6分程度ですが、道中に、銀行や信用金庫、郵便局があり、便利な場所でした。

しかし、通りは少し寂しい感じがして、隣の建物が売り物件になっていて、管理もあまり行き届いていなかったのが気になりました。

同じ建物内や隣近所にどんな感じのテナントが入っているかも、大切な要素です。

1カ所は、イメージと違っていて、もう1カ所の物件は、場所はいいなと思いました。

駅からもそれほど遠くなく、近くに郵便局があります。

郵便局や金融機関は、メールやネットバンキングを利用することにより、近くになくてもいいかもしれませんが、わたしは、まだまだ使うこともあり、近くにあった方がいいと考えています。

ただし、通りからは目立たないかなと思いました。

看板などを出すことによって、対策は打てますが、少し気になりました。

ネットでも、物件の情報を見ることができますが、実際に行ってみると、全く違った印象になったり、行ってみないとわからないことがあります。

物件を探すときは、複数回でも足を運んだ方がいいでしょう。

まとめ

税理士事務所を例にとり、立地条件について書いてみました。

商売によっては、立地条件が全てというようなこともあります。

コンビニエンスストアなどは、立地でほとんどが決まってしまうのではないでしょうか。

不便な場所にあるコンビニには誰も行かないですからね。

商売の種類や、経営方針によって、ベストな立地は変わってきます。

また、規模や今後どうしたいかによっても変わります。

まずは、自己分析をして、自分にとってどんな立地がいいのかを確認したうえで、物件を探します。

物件の候補が見つかったら、複数回でも足を運びましょう。

1回目では気づかなかったことも、2回目で気づくかもしれません。

1度出店したら、簡単には移動ができませんし、移動する場合は、コストもかかります。

出店は、慎重に考えて行いたいものです。

最後に、立地条件について絞って書いたので予算については触れていませんが、家賃は借りている限りかかり続ける固定費です。

そのことは、必ず頭に入れておきましょう。

【編集後記】

スルガ銀行の給与がメガバンクのそれを上回るというニュースがありました。

何度かブログでも取り上げていますが、アパート融資が膨らんでいます。

スルガ銀行と言えば、積極的にアパート融資を行っているイメージがあります。

今後も、高い給与を維持できるのでしょうか。


 

千葉市、四街道市、佐倉市を中心に地域密着を目指している「渡邉ともお税理士事務所」のホームページはこちら

スポンサーリンク

関連記事

ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。