大企業に勤めていた人と小規模企業に勤めていた人とでは、独立して感じることに違いがある

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独立をする前に、大規模企業に努めていた人と、小規模企業に務めていた人では、独立をした後に感じることは違います。

もちろん、一概に言うことはできませんが、ある程度は違いをいうことができます。

看板(信用)がなくなるということ

大企業に勤めていた人が独立をして驚くことの一つが、看板や信用がなくなるということです。

独立をして営業をしようと思っても、会ってもらうところから始めなくてはいけない場合もあります。

大企業に勤めているときは、営業で会うことは簡単だったかもしれません。

しかし、独立をすれば大企業の看板はありませんから、どこの誰かもわからない人の話を聞いてくれる人も少ないでしょう。

また、勤めていたときに付き合いがあったからと言って、その人は大企業のあなたと付き合っていただけで、個人のあなたと付き合う気はないかもしれません。

銀行から融資を受けるときもそうです。

大企業にいたときは、億単位のお金を簡単に動かしていたかもしれませんが、独立をしたら数百万円の融資を受けるにも苦労をするかもしれません。

いかに、大企業の看板や信用が大きかったのかということに気付くことでしょう。

働く環境について

独立をして一人で事業をするとなると、働く環境も違います。

大企業であれば、立派なオフィスがあったり、安くて美味しい社員食堂があったり、PCや備品なども十分に備わっているかもしれません。

独立をしたら、立派なオフィスなどありませんし、社員食堂ももちろんありません。

PCや備品については、自分でお金をかければ好きなものを買えるので、この点は独立をした人の利点かもしれません。

十分なお金があれば、の話ですが。

通勤交通費や、社会保険料なども、会社で働いている場合は、会社が負担してくれます。

一人で会社を経営する場合でも、会社が負担するのは同じですが、会社のお金とは言っても、そのお金は自分で稼いだお金です。

会社が負担してくれるとは言っても、会社のお金は自分で稼がなくてはいけないのです。

勤務しているときは、1ヶ月の通勤交通費が1万円であろうが5万円であろうが気にならないのですが、独立をすると、そういう訳にはいきません。

独立をしたら自宅か自宅の近くで仕事をすることが多いので、通常は通勤交通費はあまりかからないことが多いですが。

しかし、独立と言っても、特定の企業に常駐して働くような場合は、場所によっては、交通費はバカになりません。

賃貸住宅に住んでいる場合は社宅契約にすると家賃の大部分が会社の経費になる

住宅手当がつかない小規模の会社で働いていた人が独立をした場合で、賃貸住宅に住んでいるとしたら、社宅契約にすることで家賃の大部分を会社の経費にすることができます。

今までは、自分の給料の中から負担していた自宅家賃が、会社の経費にできるとしたら嬉しいですよね。

この点については、独立をした人のメリットかもしれません。

会社での社宅契約にするには、法人名義での契約が必要になり、管理会社によっては断られたり、名義変更の手数料がかかることもありますので注意が必要です。

更新の時期であれば、手数料がかからなかったりすることもあるので、管理会社に確認するようにしましょう。

出張手当

小規模企業に勤めていた人で出張手当が出ていなかった人の場合は、出張旅費規定を整備することで、出張手当をもらうこともできます。

出張手当は、会社からすると支払った金額が経費になり、もらった方は所得税がかからないという税金上はありがたい制度です。

独立をしたら、ぜひ導入したい制度です。

一つ前の社宅と、出張手当だけでも、人によっては、経費にできる金額がそれなりの金額になります。

小規模企業で条件があまり良くない状態で働いていた人にとっては、独立をして良かったと思うことではないでしょうか。

まとめ

会社に勤めていた人が独立をすると、環境が変わって驚くことも多いです。

同じ驚くといっても、大企業で働いていた人と、小規模企業で働いていた人とでは、驚く部分が違うことも多いです。

大企業でいい環境で働いていた人であれば、独立をすると、「こんなにも信用がなくなるのか」とか、「こんな環境で働かなくてはいけないのか」と思うこともあるでしょう。

また、あまり環境の良くない小規模企業で働いていた人であれば、「自宅の家賃の大部分を会社の経費で払えるのか」とか、「出張手当をもらえるのか」とか思うこともあります。

もちろん、大企業だからと言って必ず環境がいいということでもないし、小規模企業だからと言って、必ず環境が悪い訳でもありません。

どちらが良くて、どちらが悪いということでもありません。

独立をすると、勤めていたときのようにいかないことも多くあります。

しかし、それ以上に自分で判断して自分の思うようにできることも多くあります。

環境の変化に驚くことも多いのですが、どうせ独立をしたならば、その環境を受け入れて楽しめるようになりたいものですね。

【編集後記】

成田のゆるキャラ「うなりくん」が、ゆるキャラグランプリでグランプリをとりました。

千葉県勢としては初めてとのことです。

千葉県人としては嬉しいのですが、四街道のゆるキャラ、よつぼくんの知名度は一向に上がらないですね。

アイキャッチ画像は少し前に食べた、千葉市中央区にある「彩蓮」さんの、かに玉ラーメンです。

ラーメンとしては少し変わっていますが、美味しいラーメンです。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。