MFクラウドの収益レポートで売上の内訳を確認しよう

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MFクラウドには、収益レポートという機能があります。

収益レポートを見ると、売上の内訳が一目瞭然です。

売上の柱は複数あった方がいい

MFクラウドの収益レポートでは、上の図のような円グラフで売上の内訳を見ることができます。(MFクラウド会計でも、MFクラウド確定申告のどちらでも収益レポートを見ることができます。)

内側の円は勘定科目ごと、外側の円は補助科目ごとになっています。

ですから、勘定科目ごと、補助科目ごとの売上の割合が一目瞭然になります。

基本的に売上の柱は複数あった方が望ましいです。

売上の柱が一つしかない場合、その柱が折れてしまうと売上が0になってしまいます。

売上の柱が3本あれば、一つが折れても、2本の柱は残ります。

二本の柱で耐えている間に、次の柱を探すこともできるでしょう。

税理士業でいえば、勘定科目を、税務顧問売上、コンサルティング売上、セミナー売上などに分けて、それぞれの勘定科目に相手先ごとに補助科目を作成するといいです。

上の図は、わたしの今年の売上の円グラフです。

開業して1年4か月にしては、大きな偏りもなく売上が分散されているように見えます。

しかし、売上の内容はほとんど税務の売上に偏っていますので、コンサルティング売上やその他の売上も増やすことができれば、なおいいでしょう。

税務の売上でも、例えば、勘定科目を、法人税務売上、個人税務売上、相続税売上などにわけて、それぞれの勘定科目に補助科目を作成することもできます。

自社の状況に合わせて、勘定科目や補助科目を工夫して作成しましょう。

わたしの例で言うと、一部のお客様に売上が偏っていないという点では、分散されていていいのですが、法人の売上に偏ってはいます。

税務の中の売上でバランスをとるとしたら、相続税など法人以外の売上を増やしていくと分散効果があります。

売上の柱を複数作るには、売上の種類で複数の柱を持つことと、売上先も複数確保することの2つがあります。

どちらも複数あった方が、会社としてはリスクが抑えられるでしょう。

売上を絞ることで効率性はあがる

売上の柱は複数あった方がいい面もあるのですが、逆の面もあります。

小規模企業の中には、取引先は1社のみという会社も少なくありません。

そこの仕事に特化することによって、その会社仕様で仕事をすることができ、効率化、差別化が図れます。

もし、その取引先が安定した会社であれば、自分が引退するまで、その1社の取引先だけで問題なく商売をすることができる場合もあるでしょう。

しかし、その取引先がダメになったら、自分もダメになるということをどう考えるかです。

その取引先はなくなることはないから大丈夫と考えるのか、もしもの場合もあるから、他の柱も探しておいた方がいいのか。

難しい経営判断になります。

わからない場合は、売上の柱を複数持っておいた方がいいでしょう。

クラウド会計は、設定が大事

今回紹介している収益レポートを有効に使おうと思ったら、勘定科目や補助科目の設定は欠かせません。

クラウド会計では、その他の点についても、設定はとても大切です。

自動で入力がされるといっても、設定がきちんとできていない状態では、取り込まれたデータを活かすことができません。

会計データは上手く利用すれば、経営分析に使えますので、しっかりと設定をするべきです。

ただし、このクラウド会計の設定は、一般の人にとって簡単なものではありません。

クラウド会計だから、自分で入力をして自分で申告もできると思っている人でも、一度は専門家にみてもらった方がいい場合もあるでしょう。

一度みてもらって、やっぱり自分でできるということであれば、次からはまた自分でやればいいのです。

最初から最後まで自己流だと、間違いに気づくことも難しいですし、もっと有利だったり、有効な方法があるかもしれません。

まとめ

MFクラウドの収益レポートについて書いてみました。

円グラフでみると、売上の内訳がとても見やすいので、MFクラウドを使っている人であれば、ぜひ収益レポートを見ることをおすすめします。

ただし、この円グラフを有効に使うには、MFクラウドの入力がしっかりとできていなくてはいけません。

入力をしっかりと行うには、設定がきちんとできていなくてはいけません。

もし、円グラフを見ても、よくわからないグラフになっているという人がいましたら、一度専門家にみてもらうことをおすすめします。

自分でわかる人であれば、どうやったら、円グラフを有効に利用できるかを考えて、勘定科目や補助科目の設定をしてみましょう。

今までよりも、ワンランク上の会計データができるようになります。

【編集後記】

一昨日は、いい夫婦の日ということで、ロールケーキを買って帰りました。

甘いものが好きなので、甘いものを買う口実にいい夫婦の日を利用したわけではありません(笑)


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。