独立しないとできないことと、独立しなくてもできること

スポンサーリンク


独立をしている人から、「独立したら○○ができる」とか、「独立したら○○をしなくていい」というようなことを聞くと、独立を考えている人にとっては、とても魅力的に聞こえるのではないでしょうか。

しかし、よく考えてみると独立をしなくてもできることも多くありますし、独立をしたからと言って全てが自由になる訳ではありません。

隣の芝は青く見えるということにならないように、独立しないとできないことと、独立をしなくてもできることの区別をするようにしましょう。

満員電車に乗らなくてもいい

独立をした人がよく言う言葉に、「満員電車に乗らなくていい」ということがあります。

しかし、満員電車に乗ることと独立することは直接的には関係ありません。

賃貸住宅に住んでいるのであれば、満員電車に乗らなくていいように引っ越しをすることもできます。

例えば、わたしの場合、勤務時代に勤務先の最寄り駅よりも東京よりの場所に家を借りたため、下り電車での通勤になり、満員電車どころか、座って通勤していたこともありました。

会社の場所によっては難しいかもしれませんが、独立をしなくても、満員電車に乗らないことはできます。

自宅を事務所にすることができる(通勤しなくていい)

独立をすると自宅を事務所にすることができます。

自宅を事務所にすることで通勤時間をなくすことができます。

家賃を節約するメリットもありますが、独立をしなければ事務所家賃は発生しないので、今回の話とは関係ありません。

今は独立をしなくても自宅で働くことができる職場もあるかもしれませんが、なかなか難しいでしょう。

業種にもよりますが、独立をすれば、自宅で働くことができます。

もし、自宅を購入していて、通勤に2時間もかけているという人であれば、この効果は物凄く大きいものです。

逆に、独立をしていなくても通勤時間が30分以内という人にとっては、そこまで大きなメリットにはならないかもしれません。

仕事を選ぶことができる(自分の好きな仕事ができる)

独立をすれば、自分で仕事を選ぶことができます。

もちろん、生きていけるだけの売上を確保する必要はありますが。

自分から嫌な仕事はとりにいかなくていいですし、嫌な仕事が来たら断ることもできます。

勤務をしていたら、なかなか仕事を断ることはできません。

ひどいところであれば、ノルマみたいなものがあって、嫌な仕事でもとりにいかなければいけないということもあるでしょう。

ただし、場合によっては、勤務でも好きな仕事ができることもありますし、独立をしたからと言って、好きな仕事ができるかどうかの保証はありません。

時間を自由に使うことができる

独立をすると、時間を自由に使うことができます。

スケジュールを自分で調整して、平日の昼間にプライベートの予定を入れることもできます。

勤務をしていても有休を取得すれば、平日にプライベートの予定を入れることはできます。

しかし、会社によっては、有休を取得する理由などを報告しないといけなかったりするので、面倒です。

独立をしていれば、仕事の調整さえしておけば、誰に気を使うこともありません。

歯医者やクリニック、美容室など、平日に細切れの時間を使うことができるので、使い勝手がいいです。

また、昼食なども自分の好きな時間に食べに行くことができます。

わたしの場合、お昼を飲食店で食べる場合は、12時から13時を外すことが多いです。

13時過ぎよりも、12時前の方がすいていることが多いので、12時前に行くことがほとんどです。

時間については、ある程度自由になる職場もあるかもしれませんが、勤務をしていると上司や同僚に気を使うことが多くあります。

時間については、明らかに独立した方が自由度が高くなります。

好きなものを買える(事業に必要なものに限る)

個人的には、これは大きなメリットだと思っています。

もちろん、事業に必要なものに限りますが、自分の好きなものを買えるということは、仕事をするうえで気分が違います。

パソコンや、文房具、営業車など日常的に使うものが多いですから、気分的に結構違うと思います。

買う訳ではありませんが、事務所を借りる場合なども自分で好きな物件を選ぶことができます。

勤務だと、社内で稟議を通さないといけなかったり、制約が多いです。

好きなものを買えるのは、独立の大きなメリットです。

しかし、高額なものになると、会社では買えるけれど、個人では買えないということもあるかもしれません。

高額な設備やシステムが必要な場合は、会社の方がいいということもあり得ます。

自分の給料を自分で決めることができる

個人事業主には給料というものがないので、会社を設立した場合になりますが、自分の給料を自分で決めることができます。

売上から、仕入や諸経費を除いた金額が1,000万円と予想される場合、その1,000万円を全額自分の給料にしてもいいのです。

勤務をしていると、自分が会社に対して1,000万円の貢献をしているからと言って、1,000万円の給料をもらえる訳ではありません。

大抵の場合、自分の評価よりもだいぶ少ない金額しかもらえないことが多いと思います。

ただし、独立をしたら自分で決められると言っても、1,000万円しか稼いでいないのに、給料を1,500万円にする訳にはいきません。

あくまでも、自分で稼いだ範囲内で自由に決めることができます。

まとめ

独立をしたら、こんなことができるということについて書いてみました。

もし、ここに書いてあるようなことが、勤務をしているときから全てできているのであれば、リスクを負って独立をする必要はないのかもしれません。

独立をしたら、何もかもが自由になる訳ではありませんが、独立をしたら自由になる部分が多いことも事実です。

自由になる部分を増やすのも自分の働き方次第です。

自分で色々と工夫をする余地があるということです。

勤務では工夫をする余地がかなり限られてしまいます。

独立をして、自由な部分を増やしたいと思うのであれば、自由にできるような工夫をするようにしましょう。

【編集後記】

昨日、尿管結石の話を書きました。

思えば、水分が足りていなかったのかもしれません。

自分では、きちんと水分を取っていたつもりでしたが、今後は意識して多めに水分を取るようにします。


 

千葉市、四街道市、佐倉市を中心に地域密着を目指している「渡邉ともお税理士事務所」のホームページはこちら

スポンサーリンク

関連記事

ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。