税理士は何点の仕事を目指すのか

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税理士の仕事というと、間違いが許されず、完璧な仕事が求められると思っている人も多いかもしれません。

しかし、何が完璧かは人によって違いますし、そもそも完璧な仕事なんてできないという考え方もあります。

わたしは完璧な仕事を求めるというよりは90点以上の仕事を心がけてやっています。

税理士にとって100点の仕事とは

税理士にとって100点の仕事の定義はありません。

ここでは、細かい部分まできちんと処理をすることを100点の仕事と定義します。

例えば、電気代を例に取ります。

電気代の検針日は月によって変わります。

3月決算の会社で、決算日をまたいで、4月4日に検針があったとします。

その前の検針が3月2日だったとしたら、3月3日から4月4日までの電気代が3月分として請求されます。

厳密に言うと、この電気代をまるまる未払計上してしまうと、翌期である4月1日から4日までの電気代が当期に計上されてしまいます。

では、日割りをして29/33をした数字を未払計上したら、完璧なのでしょうか。

日割りをしたからと言って完璧にはなりません。

毎日同じ量の電気を使っている訳ではないからです。

完璧にするのであれば、3日から31日までの電気代を正確に量って未払計上しなくてはいけません。

しかし、4日に検針をしているので、31日までの電気代を知ることはできません。

正確な電気代を知るには、自分で31日にメーターを見て使用量を確認しなくてはいけません。

果たしてそれが100点の仕事なのでしょうか。

少なくとも小規模企業では、そこまでやる必要もないと思っています。

この場合に、何が100点という正確な指標はないはずです。

現実的には、100点の定義は税理士によって違いますが、ここでは完璧な仕事を100点と言うことにします。

税金が一番少なくなるのが100点なのか

税理士なんだから、税金が一番少なくなる処理をすることが100点の仕事だという考え方もあるかもしれません。

税金はもちろん少ない方が良いのですが、それが100点かというとそうではないと思っています。

この点も税理士によって考え方はずいぶんと違いがあり、とにかく節税に力を入れる税理士と、節税よりも正しい申告に力を入れる税理士などがいます。

わたしは、税金や会社の将来、社長や社長の家族の将来などを総合的に考えて一番いいと思う方法を選びます。

文章でこう書くことは簡単なのですが、実際にやるとなると、総合的に一番いい方法を選ぶことは簡単ではありません。

大きな失敗をしない

細かい失敗はしても、大きな失敗をすることは避けなくてはいけません。

例えば、色々な事情で完璧な処理は難しい状況だとします。

1円単位で数字を合わせることはできないという状況です。

では、こういったときに、どのくらいの精度であれば合わせることができるのか。

1,000円単位のミスには目をつぶって、1万円以上のミスは絶対になくすような処理をしようという判断が必要になるときもあるかもしれません。

とにかく大きなミスは絶対に避ける必要があります。

小さなミスをしていいと言っている訳ではなくて、大きなミスはしてはいけないということです。

最悪なのは、1円のミスをなくすために長時間を使ってしまい、大きなミスを見落としてしまうことです。

時間配分でいうなら、大きく数字が動く可能性があるものは時間をかけて絶対に間違いのないような処理をします。

間違っても小さな数字しか変わらないものにはなるべく時間をかけないというような判断をします。

普段から、優先順位をつけることによって、大きな失敗を避けることができます。

精度と価格

100点の仕事を低価格で提供できればいいのですが、なかなかそういう訳にはいきません。

例えば、100点の仕事をするには10時間かかって、70点の仕事であれば5時間で終わるとします。

この場合、両者の仕事を同じ価格にする訳にはいきません。

100点の仕事には10万円、70点の仕事には5万円といったふうに、価格にも差が出て当然です。

まとめ

税理士は何点の仕事を目指すのかということについて書いてみました。

税理士によって考え方はそれぞれですし、点数も税理士によって全く違います。

わたしの場合は、例えば、100点の仕事が10万円、70点の仕事が5万円だとしたら、90点の仕事で7万円くらいの仕事をしようと思います。

感覚的な表現なので、わかりづらいかもしれませんが、わかりやすく言うと、高品質の仕事をリーズナブルな価格で、ということになります。

リーズナブルな価格というのは、決して最安値という訳ではありません。

何度もいいますが、点数のつけ方は税理士によって違いますので、わたしにとっての90点は他の税理士にとっては95点かもしれないですし、80点かもしれません。

記事にしても伝わりづらいと思いますし、悪くとられる可能性もあるかなと思います。

お客様が税理士を探す際に、その税理士が何点の仕事をいくらでやってくれるのかがわかればいいのですが、わからないので話は難しくなってしまいます。

結果的に、自分に合った税理士を探すしかないといったことになります。

感覚的なことを書いているので、わかりづらい記事になってしまいました。

税理士の場合、完璧な仕事がベストではないし、完璧な仕事などできません。

そもそも何が完璧なのかがわからないのですから。

その中で、比較的精度の高い仕事をリーズナブルな価格でということを心がけています。

それが、わたしの中では90点の仕事を心がけているということになります。

【編集後記】

千葉ロッテはドラフト1位で大阪桐蔭の藤原君を指名するみたいです。

わたしの希望も藤原君なので、藤原君を獲得できれば嬉しいですね。

昨年の安田につづき、今年藤原君をとれれば、なかなか凄いことだと思います。

あとは、いいピッチャーをどれだけとれるかですかね。


 

千葉市、四街道市、佐倉市を中心に地域密着を目指している「渡邉ともお税理士事務所」のホームページはこちら

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渡邉 朝生
1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。

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