AI(人工知能)が発達しても、税理士という仕事は残る

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最近、AI(人工知能)ってよく聞きますよね

最近、AI(人工知能)のことを耳にする機会が増えていたので、人工知能についての本を読んでみようと思い、1冊読んでみました。どの本にしようかなと探していたところ、帯の女性の顔に目を惹かれ、この本にしました。帯に女性の顔が大きく描いてあったので、軽めの本かなと思ったのですが、著者の松尾豊さんは東大大学院の准教授をされている人で、本の内容もしっかりとしたものでした。

帯なしの状態の本を見ると印象が全然違いますね。帯の影響って大きいなと思います。この帯で敬遠した人と、わたしのように興味を惹かれて購入した人と、どちらが多かったのでしょうか。

この本を読むまでは人工知能についての知識は皆無といっていい状態でした。

恥ずかしながら、ディープラーニング(deep learning)のことをディープランニング(d planning)だと思っていたくらいでした。

内容は難しいところもあって、当然のように全部は理解していません。

人工知能が開発されてどうなるのだろうと、期待というよりは不安に思う人も多いのではないでしょうか。

本書では、この点について以下のように書いてあります。

私の意見では、人工知能が人類を征服したり、人工知能をつくり出したりという可能性は、現時点ではない。夢物語である。

これを読んで、少し安心しました。人工知能が発達して人間が不幸になるのでは意味がないと思うからです。

しかし、軍事目的やテロで使われる可能性があることを考えると恐ろしい気持ちは残ります。人工知能が戦争やテロに使われることがないように祈ります。

税理士は近い将来なくなる職業か

本書では、産業・社会への影響ということで、「医療、法務、会計・税務というのは、最も人工知能が入ってきやすい領域だろう。」とも書いてあります。

よく10年後になくなる職業とかいう話も聞きますよね。

今週の週刊ダイヤモンドがAI(人工知能)について特集をしています。その中で「本当に消える職種100」が載っています。

税理士、公認会計士については、機械化代替率、平均年収が高く狙われるとまで書いてあります。ちなみに機械化代替率ランキングでは、経理事務員が1位にランキングされています。

こういう話は、以前からよく聞きます。では、本当に税理士という仕事がなくなってしまうのでしょうか。

20年後まではわからないが、10年でなくなることはないと思う

書籍「人工知能は人間を超えるか」に戻りまして、以下のようにも書いてあります。

最後は人間が対応してくれたほうがうれしい、人間に説得されるほうが聞いてしまうなどの理由で、人間の相手は人間がするということ自体は変わらないだろう。むしろ人間が相手をしてくれるというほうが「高価なサービス」になるかもしれない。

わたしは、税理士の仕事というのは人間に対するものだと思っています。現に勤務時代には、年間100人を超える経営者や起業家の人と会って話をしてきました。人と会い、人と話すことが仕事だと思っています。

このことからも、税理士の仕事がすぐになくなることはないと思っています。しかし、仕事の一部についてはどんどん機械に取ってかわられることも事実でしょう。税理士にかかわらず、対人間に対するコミュニケーション能力がますます大事になってくるのではないでしょうか。

わたし自身、今後もコミュニケーション能力をますます重視して、人間が相手をする「高価なサービス」を目指して工夫していこうと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。