個人事業主の自動車保険の使用目的は適切ですか?

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最近、仕事用に使う車を注文したので自動車保険を検討していたら、使用目的はどうしたらいいだろう?と疑問に思い、色々と考えました。

今回は自動車保険の使用目的について書いてみます。

個人事業主が仕事に使う車の使用目的は?

個人事業主が仕事用に使う車について、自動車保険の使用目的を考えます。

誰でも車に乗るのであれば自動車保険に加入することになります。

実際は、1割以上の人が自動車の任意保険には加入していないみたいですが。

もらい事故には本当に気をつけなくていはいけないですね。

わたしは以前、任意保険に入っていない車が信号無視で交差点に突っ込んできて、ひどい目にあったことがあります。

幸い軽いむち打ちで済みましたが、車は廃車、相手は住所不定の人で連絡が取れなくなってしまいました(涙)

個人事業主が仕事用に車を使うのですから、使用目的は「業務使用」になると思いますよね。

しかし、単純に仕事で使うから「業務使用」というわけではないのです。

セゾン自動車火災保険を例にとりますが、セゾン自動車火災保険では、目的は以下の3つに分かれています。(セゾン自動車火災保険のHPより)

日常・レジャー用・・・「業務使用」、「通勤・通学用」のどちらにも該当しない場合
通勤・通学用・・・「業務使用」に該当せず、ご契約のお車を年間を通じて月15日以上ご自身の通勤・通学に使用する場合
業務使用・・・ご契約のお車を年間を通じて、月15日以上業務(仕事)に使用する場合

業務使用にしても、通勤・通学用にしても、使用する日数で判断します。

1日の使用距離は短くても、月に20日仕事に使用すれば、「業務使用」になります。

使用する日は長距離を走るけども、使用する日数が13日であれば、「日常・レジャー使用」になるのです。

合理的でないような気がしますが、この基準で判断するとのことですから、この基準に当てはめて使用目的を選びます。

わたしの場合は、仕事で15日は使わないと判断しました。

月に22日仕事をするとして、そのうち車を使用する日は、あっても10日から13日くらいです。

今後は実際にどのくらい使ったか記録を取っておいたほうがいいかもしれません。

保険請求をしたときに、業務使用しているので、支払えませんということになったら大変ですからね。

ちょっと疑問に思ったのは、業務用で10日、通勤で10日使用する場合はどうなるのかなということです。

この基準で判断すると、どちらも15日に満たないので、「日常・レジャー使用」でいいと思うのですが。

このあたりも合理的でないような気がします。

見積もりをしてみよう

自動車保険料を安くおさえたいと思ったら、ダイレクト自動車保険を選ぶのがいいでしょう。

ホームページで見積もりが出来るところが多いと思いので、見積もりをしてみましょう。

わたしもセゾン自動車火災保険で見積もりをしてみました。(現在、プライベート使用の車はセゾン自動車火災保険です)

補償内容を充実させれば、その分保険料が上がります。

必要最低限の補償をつけて、あとは自分の状況に合わせて必要な補償をつけていくことになると思います。

今回は新車なので、車両保険をつけて見積もりをしていますが、見積もりをしていて気づいたことがあります。

業務使用と日常・レジャー用の保険料を比較してみると、業務使用の保険料がものすごく高いのです。

特に車両保険をつけると業務使用と日常・レジャー用では倍以上の保険料になりました。

業務使用の自動車保険料ってこんなに高いんだぁ、と驚きでした。

ちなみに他の保険会社で見積もりをしたところ、そこまでの保険料の差はありませんでした。

セゾン自動車火災保険は業務使用で車両保険をつけると保険料が跳ね上がるみたいです。

セゾン自動車火災保険は、業務使用に力を入れていないということですね。

わたしは結局、セゾン自動車火災保険で、日常・レジャー用で自動車保険に入ることにしました。

個人事業主が仕事で使うからといって、業務使用になるわけではないということは知っておいたほうがいいと思います。

自動車保険は、使用目的を正しく選択して適切な保険料を支払うようにしましょう。

そして、後で使用目的が違うといって保険金が支払われないということがないようにしたいものです。

所得税の事業使用割合とは違います

所得税の計算では、車の使用距離で仕事用と家事用を案分するのが合理的です。

ですから、自動車保険では日常・レジャー用であっても、仕事で使う距離が80%あれば、必要経費に計上する割合は80%にするのが合理的です。

このあたりも正しい判断をして、余計な税金を支払うことがないようにしましょう。

 

【編集後記】

アイキャッチ画像のメロンは先日の記事でも書いたメロンです。

「家庭菜園・2016年夏」

小さくて食べられないかな、と思ったのですが、何とか食べられました。意外にも、少し甘さを感じました。点数としては40点かなぁ。来年は60点はつけられるメロンを作りたいな、と思います。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。