住宅ローン、私が変動金利で借りた理由

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住宅ローンを借りる場合、変動金利と固定金利はどちらが有利なのでしょうか。専門家は低金利の現在では固定金利をすすめている場合が多いように思います。

変動金利と固定金利、どちらが有利かは返済が終わってみなければわからない

変動金利と固定金利はどちらが有利かという話はよく聞くことだと思います。将来の金利がどうなるかわからないわけですから、結果的にどちらが支払総額が少なくなるかは返済が終わってみなければわからないのです。

通常は固定金利よりも変動金利の方が低いです。固定金利は文字通り金利が固定されますので、現在の金利が2%ならば、返済が終わるまで2%のままです。

それに対して、変動金利は金利が変動します。今は固定金利よりも低い1%だとしても、金利が上がって3%になることもあります。3%どころか、4%や5%になることもあるのです。

将来金利がどうなるかわかるのであれば、迷わずどちらかを選ぶことができます。将来の金利がどうなるかわからない以上、今の時点でどちらが有利なのかは判断できないということになります。

固定金利は金利が固定されるので、支払い総額も固定される

全期間固定金利で借りると借りた時点で支払総額が決まります。返済計画が立てやすいのです。それ以上に得をすることもなければ、それ以上に損をすることもありません。

毎月の返済額が上がったら返済ができなくなるという人は、返済額が変わらない固定金利を選択しましょう。

固定金利で借りる人はフラット35を利用することが多いと思います。フラット35の場合は、団体信用生命保険料が別にかかります。保険料は0.2%程度ですから、金利に0.2%程度上乗せして返済総額を考えましょう。民間金融機関の住宅ローンであれば、団体信用生命保険の保険料は金利に含まれていることが多いです。

変動金利で借りた理由

では、変動金利で借りた理由を書いていきます。

現在の変動金利が固定金利より低いので、当面は固定金利よりも変動金利の方が利息の支払いが少ないです。将来の金利がどうなるかはわかりませんが、とりあえず、今金利の低いほうを選びました。固定金利はそれ以上に得をしなければ損もしないと書きましたが、変動金利は今の低金利の恩恵を受けることができます。

金利が2%くらいまでの上昇ならば毎月の返済も何とかなると思ったことと、金利の低い時に貯金をしておくことによって、金利が上がったときには繰上返済をして対応をすればいいと判断しました。

金利が上がるときは変動金利の方が先に上がるため、安易に借り換えればいいと思うのは危険です。

専門家は自分の発言に責任を負うことが多いため、金利が上がったときに不利になる変動金利はすすめにくいのだと思っています。毎月の返済がぎりぎりで貯金ができないという人が変動金利で借りるのはリスクが高すぎます。

逆に不動産屋さんの営業マンなどは購入してもらうために今の金利が低い変動金利をすすめてくるでしょう。

将来の金利はどうなるかわからないし、個人ごとの事情も異なります。最終的な判断は自分で下すことになります。面倒な心配はしたくないし、わからないリスクは負いたくないという人は固定金利を選択したほうがいいでしょう。

低金利が続いた場合にその恩恵を受けたい人は変動金利を選択すればいいのです。ただし、変動金利の場合の金利上昇のリスクは理解したうえで選択することが必須です。数パーセント金利が上昇した場合の返済シミュレーションはするようにしましょう。

住宅の購入は人生で一番大きな買い物と言われていますから、慎重に考えて後悔のない選択をしたいものです。迷っているうちは買わないというくらいの気持ちでいいと思います。

 

住宅ローンについての過去記事はこちら
「住宅ローンは繰り上げ返済のし過ぎに注意!」

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。