「社会保険の教科書」を読みました。

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税理士の仕事をするには、社会保険などの周辺知識もぜひ持っておきたいものです。

「社会保険の教科書」はとっかかりには最適

タイトルは社会保険の教科書となっていますが、教科書というよりは社会保険の概要を知りたい人が最初のとっかかりに読むのにいい本だと思います。

社会保険については、細かいことがいっぱいあって一般の人にはわかりづらいことも多いです。一般の人は細かいことを知っている必要もないと思いますので、まずはこういう本を読んで社会保険の概要をつかむといいでしょう。概要をつかんだところで、次は実務書のような本に進みましょう。

この本は、社会保険労務士、社長、会社の社会保険担当者の会話形式で書かれていて、とても読みやすいです。最初に読むのに読みやすいというのは大事なことだと思うので、その点でもいいでしょう。

社長にとっては負担の大きい社会保険料

この本に出てくる社長さんも、社会保険料は負担が大きく頭を悩ませています。実際の社長も同じだと思います。給料の15%ほども会社が社会保険料を負担しなければいけないのですから。社長や従業員の役員報酬や給与の額にも影響を与えます。

社会保険料は、会社にとっては会社負担分が経費になりますし、個人にとっても所得税を計算するうえで全額所得控除になりますので、実際の負担は額面の社会保険料よりも少し少ないと思っていいでしょう。

社会保険は当然負担だけではなく、給付もある

社会保険は負担だけでなく、当然給付もあります。この給付は申請しないともらえないものが多いので注意しましょう。

失業保険や、高額療養費、障害年金、療養給付などひとつひとつの手続きについて覚える必要はないと思いますが、これについては給付があるということは知っておかないと、その時に申請しないでもらえないということになってしまいます。

普通の人でも、こんな給付があるということを知っておいたほうがいいでしょう。

社会保険でも、税金でも資産形成でも、最初のとっかかりは読みやすくて概要がわかるような本をまずは読んでみることをおすすめします。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。